■FX TextFlow
・ダウンロード製品
・納期:約1~3営業日程
■ライセンスタイプ
・新規シングルユーザーライセンス
・新規フローティングライセンス
※フローティングライセンスには、フローティングライセンス サーバー ソフトウェアが必要です
After Effectsでテキストを複数のカラムに流し込み、InDesignのように動的で魅力的にできます。Lorem IpsumやQuick Brown Foxなどのサンプルテキスト、さらに強力なSampleText Generatorで生成したテキストも簡単に使えます。アンカーポイント機能で単語を自動整列できるため、作業時間を短縮できます。
FX TextFlowはAfter Effectsでマルチカラムのテキストレイヤーを作成できる唯一のツールです。InDesignのような印刷物や編集ソフトで昔からある機能をAfter Effects内で実現できます。新聞やウェブデザインのようなカラムレイアウトの長文テキストを作成・アニメーションしたい場合や、新しいタイポグラフィ表現を試したいときに最適です。
さらに、FX TextFlowには誰でも使いやすい便利な機能が3つあります。
まず、境界付き段落テキストボックスと通常のインラインテキストレイヤーを、あらかじめ用意されたサンプルテキスト付きでボタンひとつで簡単に作成可能です。
タイムラインで右クリックしてレイヤーを作る手間が省けます。
次に、新しく作成したテキストレイヤーには自動で「FX reposAnchorPoint」エフェクトが追加され、アンカーポイントを自由に(左上・中央・右下など)設定できます。
これは表現式で完全自動化されており、アニメーションやPremiereの.mogrtテンプレートでも活用できます。
最後に、Sample Text Generator機能で選択したテキストレイヤーにプロシージャルにサンプルテキストを追加できます。
境界付きテキストなら「Lorem Ipsum」、通常テキストなら「The Quick Brown Fox…」がデフォルトで入り、インスタンス数や区切り文字、接頭辞や接尾辞を自由に設定可能。
メニュー項目やファイル名、章タイトルの追加に便利です。
FX TextFlow UI
以下は各ボタンの詳しい説明です。(上の画像の番号に対応しています)
1. Change Columns count :
「カラム数変更」では、囲みテキストの列数を1〜5で設定できます。設定は新規作成時や既存テキストのリアルタイム更新に反映されます。
2. Change Anchor Point position :
「アンカーポイント位置変更」はテキストの基準点を水平・垂直で選べます。これも新規作成や既存テキストの編集時に適用され、「FX_reposAnchorPoint」エフェクトで細かく調整可能です。
3. Create new Text Layer :
このボタンはショートカットと組み合わせて使います。クリックすると、アクティブなコンポジションに新しいテキストレイヤーが作成され、そのアンカーポイントには「FX_reposAnchorPoint」エフェクトが適用されます。このエフェクトは「アンカーポイント位置変更」ドロップダウンの設定に連動します。
クリックだけで囲みテキスト(四角い段落ボックス)を空で作成します。
クリック+ALTでインラインテキスト(普通のクリックで作るテキスト)を空で作成します。
クリック+SHIFTで囲みテキストを「Lorem Ipsum」のサンプルテキスト入りで作成します。コンポジションのサイズと設定比率に応じてテキスト量を自動調整します。処理に時間がかかる場合がありますが少し待ってください。
クリック+ALT+SHIFTでインラインテキストを「Quick Brown Fox」の文章入りで作成します。単一行向けです。
作成後は「FX_textColumns」エフェクトの「Gutter width」(初期値50ピクセル)や「Max Lines per Column」を調整して見た目を整えられます。
テキストを自分の文章に差し替えた際に文字が切れる場合や、見た目のカラム数が設定と合わない場合は、テキストレイヤーをダブルクリックしてテキストボックスのサイズを調整してください。慣れれば簡単です。
4. Add/Remove LoremIpsum/QuikBrownFox/generatedSampleText :
このボタンもショートカットと組み合わせて使います。
選択中のテキストレイヤーの種類(囲みテキストかインラインテキスト)とショートカットに応じて、テキストの追加や削除ができます。
クリックで選択中のテキストレイヤーにサンプルテキストを1セット追加します。
クリック+ALTでサンプルテキストを1セット削除します。
クリック+SHIFTで「SampleText Generator」を使い、手続き的にテキストを追加します。
SampleText Generatorは、一つのテキストサンプルを複製し、指定した区切り文字(カンマ、箇条書き記号、改行など)でつなげてテキストを作れます。
サンプルテキストは選択レイヤーに応じて自動で「Lorem Ipsum」または「Quick Brown Fox」がセットされていますが、自由に編集可能です。
「Samples x」欄で複製数を指定し(例:5にすると5回複製)、区切り文字はドロップダウンで選べます。区切りなしにもできます。
さらに、複製ごとに番号を前(prefix)や後(suffix)につけることもでき、メニューや章番号などの連番作成に便利です。
設定後、「Apply generated text to selected text layer(s)」を押せば選択レイヤーに生成テキストが反映されます。
なお、デフォルトのサンプルテキストは「Help & Info / Change prefs」ボタン(5番目)をALT+クリックして変更可能です。
5. Help & Info / Change Settings :
「Help & Info / Change Settings」は、FX textFlowのヘルプ表示や設定変更を行うボタンです。
ALTキーを押しながら5番目のボタンをクリックすると、新しいウィンドウが開き、FX textFlowの各種デフォルト設定を変更できます。
まず、「Bounded Text Color」では、新しく作成する囲みテキストの色(初期はグレー)を16進コードで指定できます。
「Bounded Text Box Comp Ratio」は囲みテキストのボックスサイズを、現在のコンポジションサイズに対してどの割合で作るかを設定します。
たとえば1080×1080のコンポなら、デフォルトの3/4だと810×810の正方形が作られます。
1/2にすると540×540サイズです。1にするとコンポ全体を使います。
「Default Columns count」と「Default AnchorPoint」では、UIの初期設定である「3列」と「中央アンカーポイント」を別の値に変更できます。
さらに、SampleText Generatorで使う「Lorem Ipsum」と「QuickBrownFox」のサンプルテキストもここで書き換えられます。
設定を変更したら「Save settings」を押すと、ローカルのアプリデータに保存されます。ただし、「スクリプトによるファイル書き込みとネットアクセスを許可」が環境設定の「スクリプト&式」タブでONになっている必要があります。
保存後はスクリプトパネルを閉じて再読み込みすると反映されます。Enterキーも保存と同じ動作です。
設定を元に戻したいときは「Reset Settings」ボタンを押せばデフォルトに戻ります。
キャンセルすると変更を破棄してウィンドウが閉じます。Escキーでも同様です。
インストール方法:
インストール方法は、aescriptやプラグインマネージャーを使うか、FX_textFlow.jsxbinファイルとFX_textFlowAssetsフォルダをAdobe After Effectsの「Scripts > ScriptsUI Panels」フォルダにコピー&ペーストしてください。
対応バージョンはAfter Effects 2020(バージョン17.0)以降です。これより古いバージョンではスクリプトパネルが起動せず、エラーメッセージが表示されます。
また、エクスプレッションのエラーを防ぐために、必ずJavaScriptエクスプレッションエンジンを使用し、Legacy Extendscriptは使わないでください。