■easyShape FX
・ダウンロード製品
・納期:約1~3営業日程
■ライセンスタイプ
・新規シングルユーザーライセンス
easyShape FXは、After Effectsで選択したシェイプレイヤーにワンクリックで高度なエフェクトを簡単に適用できる便利なツールです。
モーショングラフィックスデザイナーに人気のシェイプレイヤーは完全にベクター形式で、四角形、円、多角形の基本形状や強力なアニメーター(リピーターやマージなど)を使った手続き型のワークフローが魅力です。
さらにベジェパスにも対応しているため、表現の幅はほぼ無限大です。
しかし、新しいAfter Effectsユーザーにとっては、それらの組み合わせ方を理解し、手動でアニメーターを追加してコンテンツグループを展開しながら細かく調整するのは面倒で時間がかかります。
そこで登場したのがeasyShape FXです。これを使えば、複雑な操作なしに素早く効果的なシェイプアニメーションを作成でき、作業効率が大幅にアップします。
easyShape FXは、After Effectsで選択したシェイプレイヤーに対して、以下のアイコンボタンをクリックするだけでかっこいい効果を簡単に適用できるシンプルで便利なツールセットです。
・Symmetry
Symmetryは選択したシェイプレイヤーにミラー効果をかけます。デフォルトでは水平ミラーですが、SHIFTキーを押しながらクリックすると垂直ミラーに切り替わり、SHIFT+ALTキーで水平・垂直の両軸ミラーが適用されます。ミラーの軸はeasyShape FX – Symmetry効果内の2つのチェックボックスでオン・オフやアニメーションが可能です。
・Metaball
Metaballは選択したシェイプレイヤーに有機的で丸みのあるブロビー効果を適用します。これはMotion CafeのMatthieu Wlazinski氏(TextEvoのクリエイター)によるオリジナルアイデアが元になっています。Metaball FX内のBlobbinessスライダーで効果の強さを調整し、必要に応じてShrink/Growの値も変更してください。なお、この効果を使うとシェイプレイヤーのコンテンツに追加の塗り(Fill)カラーが加わりますが、これはeasyShape FX – Metaball効果内で直接調整可能です。
・Radial Array
Radial Arrayは、選択したシェイプレイヤーのデザインを複製し、リング状に配置します。その後、リングの半径(Radius)、軸(Axis)、および角度(Angle of completion)を調整できます。
また、「Per Step Transform」というサブグループがあり、ここでリピーターの変形プロパティをエフェクトパネル上で直接調整できるため、シェイプレイヤーのコンテンツの階層をいちいち開く必要がありません。特にPer Step Scaleを、インスタンス数(Instances Count)や角度の完成度(Angle of Completion)と組み合わせて調整すると、クールなスパイラル効果も作れます。なお、この機能を使うと選択中のシェイプレイヤー内のすべてのコンテンツがグループ化されます。
・Linear Cloner
Linear Clonerは、選択したシェイプレイヤーの内容を複製し、シンプルな直線上に並べます。複製数は「Clones Count」スライダーで調整でき、レイヤーを最初のクローンに合わせて配置するか、クローンの中央に合わせるかは「Center Clones」チェックボックスで切り替えられます。
また、「Per Step Transform」というサブグループを使うことで、エフェクトパネルから直接リピーターの変形プロパティを調整できるため、シェイプレイヤーの階層を開かずに設定が可能です。例えば、X軸の「Per Step Position」を動かしてクローン間の間隔を変えたり、Y軸の値を調整して縦方向や斜めの配置も作れます。
必要に応じて式を外して手動で調整しても問題ありません。
・Grid Cloner
Grid Clonerは、選択したシェイプレイヤーの内容を複製し、格子状(グリッド)に並べます。Linear Clonerに比べて調整が簡単で、「X Clones Count」と「Y Clones Count」の2つのスライダーで複製数を設定し、それぞれの軸の間隔を「Gap」で調整するだけで目的の配置が作れます。
この機能は、標準のリピーターアニメーターを2回使って(X軸用とY軸用にそれぞれ1つずつ)実現しているので、シェイプレイヤーの内容にある式を外して手動で調整しても問題ありません。
■制限事項:
制限事項として、同じシェイプレイヤーに対してEasyShape FXの同じ効果を複数回適用することはできません。例えば、すでに「easyShape – Symmetry FX」が適用されているレイヤーに対して再度「Symmetry FX」を適用しようとすると、警告メッセージが表示され、効果は適用されません。
また、複数のシェイプレイヤーを同時に選択して効果を適用することもできないため、必ず1つのシェイプレイヤーを選択してからボタンをクリックしてください。
インストールは、aescriptおよびプラグインマネージャーを使うか、easyShapeFX.jsxファイルとeasyShapeFXassetsフォルダーをAdobe After Effectsの「Scripts > ScriptsUI Panels」フォルダーにコピー&ペーストしてください。本ツールセットはPC・Macの両環境に対応し、After Effects CS6(若干の制限あり)およびCC以降で動作します。
CS6ユーザーへの注意点としては、適用したプリセットの効果が「missing effect(効果が見つかりません)」と表示されることがありますが、これは見た目だけの問題で、機能自体は問題なく動作します。
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