■Isomatic FX
・ダウンロード製品
・納期:約1~3営業日程
■ライセンスタイプ
・新規シングルユーザーライセンス
Isomatic FXは、After Effects上でアイソメトリックグラフィックを簡単に作成できるツールです。
消失点のない、線がすべて平行に見える独特の視点「アイソメトリック(等角投影)」は、多くのデザインやアニメーションで人気があります。このツールを使えば、複雑な設定をすることなく、After Effects内で本格的なアイソメトリック表現を実現できます。
「2D風に見せるモード」と「本物の3D空間で構成するモード」の2つが用意されており、表現したいスタイルに応じて自由に選べます。
モーショングラフィックスやUIデザインなど、幅広い用途で活躍する便利なツールです。
Isomatic FXには、シンプルで使いやすいユーザーインターフェースが付いており、「2Dモード」と「3Dモード」をボタン一つで切り替えることができます。
2Dモードでは、ソリッド、プリコンポジション、フッテージ、テキストレイヤー、シェイプレイヤーなど、あらゆる2Dレイヤーに対してアイソメトリック風の見た目を再現できます。一方、3Dモードでは、本物のアイソメトリックカメラに近い動きをする3Dカメラを使って、実際の3Dレイヤーで構成されたデザインを作成できます。
バージョン1.5の新機能
「2D Left isometry」「2D Right isometry」「2D Top isometry」のいずれかのボタンを使って、2Dのアイソメトリック表現を作成すると、レイヤーのトランスフォーム位置に新たなエクスプレッションが追加されます。
このエクスプレッションは、エフェクトパネル内の「X移動」「Y移動」「Z移動」という3つのスライダーにリンクされており、まるで3D空間の中にあるかのように、2Dレイヤーをアイソメトリック軸に沿って簡単にアニメーションさせることができます。
手動で位置を調整するよりも、はるかに効率的です。
※紹介画像ではボタンが縦に並んでいますが、実際のUIでは横並びになります。

2Dモードのツールについて
・2D Left isometry(青いアイコン)
クリックすると、選択したレイヤーが「左向きのアイソメトリックスタイル」に変わります。
もう一度クリックすると、同じレイヤーからこのスタイルを解除できます。
・2D Right isometry(赤いアイコン)
クリックで「右向きのアイソメトリックスタイル」に変更、再度クリックで解除されます。
・2D Top isometry(緑のアイコン)
クリックで「上から見たアイソメトリックスタイル」になり、もう一度クリックで解除されます。
ALTキーを押しながらクリックすると、上向きの方向(奥/手前)を切り替えることができます。
この向きは、レイヤーに追加される「Flip direction(方向を反転)」チェックボックスでも後から変更可能です。
・2D isometric grid(グリッド作成)
コンポジション内に、ガイドレイヤーとしてカスタマイズ可能なアイソメトリックグリッドを作成します。
グリッドの色や線の太さはAfter Effects上部のUIから変更でき、グリッドサイズや分割数はエフェクトパネルで調整できます。
※1つのコンポジションにつき、グリッドレイヤーは1つしか作成できません。

3Dモードのツールについて
・3Dアイソメトリックカメラ
ほぼ完全なアイソメトリックカメラを作成します(After Effectsでは100%の再現は不可能ですが、見た目では違いは分かりません)。
※1つのコンポジションにつき、カメラは1つのみ作成可能です。
・3D横回転
3DレイヤーをY軸方向に90度ずつ回転させます。
ALTキーを押しながらクリックすると、逆方向に回転します。
・3D縦回転
3DレイヤーをX軸方向に90度ずつ回転させます。
ALTキーを押しながらクリックで逆方向に、SHIFTキーを押しながらクリックするとZ軸回転になります。
・3Dグラウンドグリッド
シンプルな3Dソリッドレイヤーを作成し、「Grid」エフェクトを適用した床面のガイドを表示します。
※これも1コンポジションにつき1つのみ作成可能です。
Element 3Dとの連携機能について
アイソメトリックカメラボタンをクリックした際、そのコンポジション内にすでに Element 3D のシーンがある場合、自動的にすべてのElement 3Dインスタンスを検出し、「Camera Cut Off」設定(カメラの表示範囲)を最適な値に調整してくれます。
これは、Isomatic FXカメラが非常に高いズームと焦点距離を持つため、Element 3Dの初期設定では正しく表示されないためです。
そのため、Element 3Dでシーンやアニメーションを作成した後に、このアイソメトリックカメラを作成するのがベストです。
※なお、Trapcode Particular/Form や Plexus などの他の3Dプラグインは、このカメラでは正しく動作しません。(カメラの表示範囲に制限があるため)