INSYDIUM NeXus 2026.1 Beta Unifies GPU Simulation for Cinema 4D and Blender

 

INSYDIUM NeXus 2026.1 Beta登場!Cinema 4DとBlenderを統合するGPUシミュレーション

INSYDIUMは、GPUアクセラレーション対応のパーティクル/シミュレーションフレームワーク NeXus 2026.1 Beta を発表しました。

今回のアップデートでは、NeXusが大きく進化。これまでBlender向けに展開されていたNeXusが、Cinema 4Dにも対応し、両ホストで同じGPUシミュレーションエンジン「Theron」を使用できるようになりました。

さらに、新しいnxMPMマルチマテリアルソルバーを搭載。液体、弾性体、雪、砂、脆性素材、金属、フォームなど、異なる物性を持つ素材を1つのシミュレーション内で扱えるようになっています。

Cinema 4DとBlenderの両方を使用するアーティストや、より高度なVFX・モーショングラフィックス制作を行うユーザーにとって、今回のNeXus 2026.1 Betaは注目すべきアップデートです。

NeXus 2026.1 Betaの注目ポイント

Cinema 4DとBlenderを同じTheronエンジンで統合

NeXus 2026.1 Betaの最大のポイントは、Cinema 4DとBlenderが同じTheron GPUシミュレーションエンジンを利用できるようになったことです。

TheronはNeXusの中核となるGPUシミュレーションエンジンで、Vulkanを基盤として開発されています。NeXusではソルバー、モディファイア、パーティクルシステムなどをエンジン側に搭載し、Cinema 4DとBlenderがその上で動作する構成になっています。

2026.1ではCinema 4D版もBlender版と同じTheronエンジン上で動作するため、両方のホストで同じソルバー、同じモディファイア、同じ結果を利用できます。

Cinema 4DとBlenderの両方を使う制作環境では、アプリケーションが変わってもNeXusのシミュレーションに関する知識やワークフローを共有しやすくなる点が大きなメリットです。

また、NeXusライセンスはCinema 4DとBlenderの両方で利用できます。

 

 

新しいnxMPMマルチマテリアルソルバー

もうひとつの大きな新機能が、nxMPMです。

nxMPMは、複数のマテリアルを扱える新しいマルチマテリアルソルバー。1つのシミュレーション内で、以下のような異なる物性を持つ素材を扱えます。

  • Liquid(液体)
  • Elastic(弾性体)
  • Snow(雪)
  • Sand(砂)
  • Brittle(脆性素材)
  • Metal(金属)
  • Foam(フォーム)

たとえば、砂と水が混ざり合う表現、柔らかい素材が変形する表現、金属や脆い素材が破砕する表現など、従来のパーティクルや液体シミュレーションだけでは表現しにくかった複雑なマテリアル表現に対応できます。

マテリアルミキシングとフラクチャ

nxMPMでは、単に複数の素材をシミュレーションできるだけでなく、マテリアルミキシングやフラクチャにも対応しています。

素材は、年齢、速度、伸縮、ダメージなどの条件に応じて別のマテリアルへ変化させることができます。

また、フラクチャ機能を使えば、素材をひび割れさせたり、分離させたりする表現も可能です。

これにより、砂・液体・柔らかい素材・金属などが複雑に相互作用するVFXを、より柔軟にアートディレクションできます。

nxMPMとは?

MPM(Material Point Method)は、物質の変形や流動などをシミュレーションするための手法です。

NeXus 2026.1 BetaのnxMPMでは、さまざまな物性を持つ素材をパーティクルベースで扱い、同一シミュレーション内で複数のマテリアルを組み合わせることができます。

たとえば、

砂が崩れる → 水と混ざる → 柔らかい素材が押しつぶされる

といった、複数の物質が相互作用するようなシーンを構築できます。

さらに、nxMPMには2種類のソルバーモード、解像度コントロール、グリッドのメモリ使用量の推定、開閉可能なウォール、nxCollider対応なども用意されています。

静止しているパーティクルの計算を一時停止し、コライダーやフォースなどによって再び動き始めたときに計算を再開する「Auto Sleep」も搭載されています。

Cinema 4DとBlenderをまたぐNeXusワークフロー

NeXus 2026.1 Betaでは、Cinema 4DとBlenderを別々のシミュレーションシステムとして考える必要がなくなります。

両ホストは同じTheronエンジンを使用し、ソルバーやモディファイア、パーティクルシステムはエンジン側で共有されます。

そのため、Cinema 4DでNeXusを学んだユーザーがBlenderで作業する場合でも、基本的なシミュレーションの考え方やツールに関する知識を活かせます。

また、Cinema 4DとBlenderを併用する制作チームにとっても、同じNeXus環境を共有できることは大きなメリットです。

なお、ホストアプリケーションごとにNeXusの追加方法や設定方法は異なりますが、シミュレーションエンジンそのものは共通です。

Cinema 4DのGPU Particles / Pyroとも連携

Cinema 4Dユーザーにとって特に注目したいのが、Cinema 4D標準のGPU ParticlesとPyroとの連携です。

Cinema 4D 2025.3以降では、NeXusからCinema 4DのGPU Particlesへパーティクルを送ることができ、さらにパーティクルをNeXus側へ戻すこともできます。

また、NeXusのnxExplosiaFXとCinema 4DのPyroは、煙や炎のデータを相互にやり取りできます。

つまり、NeXusだけですべてを完結させるのではなく、Cinema 4D標準のGPU Particles / PyroとNeXusを同じシーン内で組み合わせるというワークフローが可能になります。

さらに追加された新機能

NeXus 2026.1 Betaでは、nxMPM以外にも多くの機能が追加・強化されています。

nxDeformer

パーティクルの動きに合わせてメッシュを変形させるモディファイアです。

メッシュが大きく引き伸ばされた場合には、メッシュを引き裂いたり、再メッシュしたりすることもできます。

nxPin

選択したパーティクルを固定し、布、ロープ、ソフトボディなどを特定の位置に固定できます。

Falloff、グループ、IDリスト、パーティクルデータ、オブジェクトなどを使って固定するパーティクルを指定できます。

nxBind

変形するボリューム内部のパーティクルを固定し、年齢、ライフ、速度、温度などの条件に応じて解放できます。

nxBioLogic

反応拡散、差分成長、Physarum、Particle Lifeなどを利用した、細胞成長のような有機的なシミュレーションを実現します。CoralやPrimordialモード、チューブメッシュにも対応しています。

Falloffも大幅に強化

NeXusのFalloff機能も大幅に拡張されています。

新たにTorus、Capsule、Cone、Spline、Attributeなど9種類の形状が追加され、Falloff Layerでは反転、クランプ、リマップ、ステップ、量子化、カーブ、サイクル、フリーズ、減衰、ディレイ、成長などの処理が可能になりました。

さらに、新しいnxFalloff Modifierも追加されています。

これにより、パーティクルやシミュレーションに対して、より細かな範囲指定やプロシージャルなコントロールを行えるようになります。

液体・コリジョン・メッシュ機能も強化

液体シミュレーションでは、FLIP液体に対して厚みのある液体や非ニュートン流体、液体密度、壁面摩擦、粘度や密度によるカラーリングなどの機能が追加されています。

nxColliderには接着・吸着系のコントロールが追加され、粒子がコライダーに付着したり、そこから滑り落ちたりする挙動を細かく設定できます。

また、nxMesherにはUV Advectionが追加され、液体の動きに合わせてテクスチャを移動させることが可能です。

さらに、Detail Aware SmoothingやnxGroupsをメッシュ生成に利用できるようになっています。

新しいViewport Renderer

2026.1では、新しいViewport Rendererも搭載されました。

Cinema 4DとBlenderの両方で共通のViewport Rendererを使用し、FLIP、nxExplosiaFX、nxFlowFieldなどのボクセル表示も強化されています。

GPU上でシミュレーションを確認しながら調整するNeXusのワークフローにおいて、ビューポートでの確認・調整をより行いやすくするためのアップデートです。

こんなユーザーにおすすめ

NeXus 2026.1 Betaは、特に以下のようなユーザーにおすすめです。

Cinema 4Dで高度なVFXを制作している方

NeXusのGPUシミュレーションに加え、Cinema 4D標準のGPU ParticlesやPyroと組み合わせた制作が可能です。

Blenderで高度なシミュレーションを行いたい方

NeXusのGPUベースのパーティクル、流体、煙、炎、グレイン、マテリアルシミュレーションをBlenderから利用できます。

液体・砂・雪・金属などのマテリアル表現を制作する方

nxMPMによって複数のマテリアルを1つのシミュレーションで扱えるため、従来とは異なる複雑な物質表現に挑戦できます。

モーショングラフィックス/VFXアーティスト

GPUベースのシミュレーションとリアルタイムのビューポートフィードバックを活用し、シミュレーション結果を確認しながらアートディレクションを行えます。

Cinema 4DとBlenderを併用する制作チーム

両ホストが同じTheronエンジンを使用するため、NeXusの知識やワークフローをCinema 4DとBlenderの間で共有しやすくなります。

対応環境

NeXus 2026.1 Betaの対応環境は以下の通りです。

項目 対応環境
Cinema 4D R19以降
Blender 4.3以降、4.5 LTS、Blender 5以降
Cinema 4D OS Windows / macOS
Blender OS Windows / macOS / Linux
GPU 最新世代のGPUを推奨
VRAM 最低4GB
Windows / Linux Vulkan 1.3
macOS Metal 3、macOS 13.0以降
Cinema 4D GPU Particles / Pyro連携 Cinema 4D 2025.3以降

NeXusはGPUアクセラレーションを利用するため、対応するGPUと最新のドライバーが必要です。

また、今回のBetaではmacOSのアクセラレーションされたビューポートにmacOS 26.4以降が必要とされています。Beta版であるため、導入前に最新の公式システム要件を確認することをおすすめします。

ライセンスとBeta版について

NeXus 2026.1 Betaは、INSYDIUMライセンスユーザーを対象に無料で提供されています。

現在INSYDIUMライセンスを持っていない場合でも、INSYDIUMのCustomer AccountからBetaライセンスをリクエストできます。

Cinema 4DではBeta期間中、INSYDIUM Fusedのコレクションにもアクセスでき、X-Particles、Taiao、TerraformFX、MeshTools、Jidouなどを含むINSYDIUM Fusedの機能を利用できます。

なお、NeXus 2026.1はあくまでBeta版です。正式版とは仕様や対応環境、機能が変更される可能性があるため、制作環境への導入時にはBeta版であることを考慮してください。

INSYDIUM NeXus 2026.1 Betaで、Cinema 4DとBlenderのシミュレーションがひとつに

NeXus 2026.1 Betaは、単なる機能追加にとどまらず、Cinema 4DとBlenderを同じGPUシミュレーションエンジンでつなぐアップデートとなっています。

特に注目したいのが、

  • Cinema 4DとBlenderを統合するTheronエンジン
  • 液体、雪、砂、金属、フォームなどに対応するnxMPM
  • マテリアルミキシングとフラクチャ
  • Cinema 4D GPU Particles / Pyroとの連携
  • 強化されたFLIP、nxCollider、nxMesher
  • 新しいViewport Renderer

です。

これまで以上に幅広い物理表現をGPU上で構築できるようになり、Cinema 4DとBlenderの両方を使うアーティストにとっても、NeXusを共通のシミュレーション環境として活用しやすくなりました。

NeXusをCinema 4DやBlenderで本格的なVFX・パーティクル・流体シミュレーションに活用したい方は、Toolfarm JapanのINSYDIUM製品ラインアップもぜひご確認ください。

INSYDIUM FusedにはNeXusをはじめ、X-Particles、Taiao、TerraformFX、MeshToolsなどが含まれるライセンスも用意されています。

 

 

INSYDIUM NeXus for Blender

Blenderで、シミュレーションをもっと自由に

NeXusはBlenderのためにゼロから再構築された、GPUアクセラレーション対応のパーティクルシミュレーションツールです。Blenderのビューポート上で結果をリアルタイムに確認しながら、アイデアをすばやく試し、納得のいく表現へと効率よく仕上げられます。

流体や炎のシミュレーションはもちろん、有機的に広がるエフェクトやコンストレイントベースのダイナミクスまで、すべてGPU上で高速に処理。Blenderを離れることなく、シミュレーションから調整、ルックの確認までスムーズに行えます。

複雑なシミュレーションも、より速く、より直感的に。Blenderでのクリエイティブな試行錯誤を、NeXusが加速します。

INSYDIUM Fused Annual Subscription

INSYDIUMの全製品をひとつに

INSYDIUM Fusedは、魅力的なパーティクルエフェクトやリアルな地形の制作、植物のアニメーションなど、幅広い表現を実現するための究極のツールキットです。

強力なプラグインや製品群に加え、すぐに活用できる豊富なアセットも収録。アイデア次第で、クリエイティブの可能性は無限に広がります。

さらに、制作中に問題が発生した場合もテクニカルサポートを利用できるため、複雑なプロジェクトにも安心して取り組めます。

INSYDIUM Fused 年間サブスクリプションでは、Fusedライセンスを1年間利用できます。なお、INSYDIUMの全製品を利用するには、**Maintenance(保守契約)またはSubscription(サブスクリプション)**が必要です。

INSYDIUM Fused Perpetual License

INSYDIUMのプラグイン・製品・特典をひとつに

INSYDIUM Fusedは、魅力的なパーティクルエフェクトやリアルな地形の制作、植物のアニメーションなど、さまざまな表現を実現するための充実したツールキットです。

強力なプラグインや製品群に加え、すぐに活用できる豊富なアセットも用意されており、クリエイティブなアイデアを形にするための可能性がさらに広がります。

さらに、制作中に問題が発生した場合はテクニカルサポートを利用できるため、複雑なプロジェクトにも安心して取り組めます。

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