Boris FX SynthEyes 2026: Fast-Tracked Matchmoves

 

Boris FXSynthEyes 2026には、新しいMocha Point Trackerがワークフローに統合されました。
リアルタイムのGeoHプレビューと、より使いやすくなったUIにより、煩雑な操作に煩わされることなく、3Dモーショントラッキングの課題解決に集中できます。

SynthEyes 2026 の新機能

Mocha Point Tracker
アフィン変形を考慮したポイントトラッカーにより、複雑なトラッキングにも対応。より安定したスーパーバイズドトラッキング結果を実現します。Mochaの受賞歴ある2D平面トラッキング技術を基盤としています。

Live Preview GeoH
リアルタイムかつインタラクティブなソルブにより、関節構造オブジェクトの解析における反復作業時間を大幅に短縮。階層構造が即座に反映されるため、再生→停止→確認の繰り返しはもう不要です。

刷新されたユーザーインターフェース
従来のワークフローはそのままに、よりクリーンなレイアウトと向上した視認性を実現しました。

USDサポートの拡張
より複雑なシーンデータをシーン単位で直接SynthEyesに取り込み可能。構造やテクスチャを保持したままインポートできます。

パイプラインの強化
シーン設定の効率化、エクスポートの信頼性向上、制作およびVFXワークフロー全体の摩擦を軽減。チームが最大限の効率で作業できる環境をサポートします。

Boris FXSynthEyes 2026でマッチムーブのワークフローを高速化

本リリースでは、新しいMocha Point Tracker、リアルタイムGeoHプレビュー、ユーザーフレンドリーなUIアップデート、そして拡張されたUSDサポートにより、日常的な3Dトラッキング作業を効率化します。

2026年2月19日/米国フロリダ州マイアミ発Boris FXのSynthEyes 2026は、より高速でレスポンスに優れたカメラソルブツールセットを提供し、長編映画やハイエンド配信作品における複雑なマッチムーブの微調整をこれまで以上に容易にします。本リリースにより、マッチムーブおよびVFXアーティストは周辺作業の管理に煩わされることなく、モーション解析そのものに集中できるようになります。SynthEyes 2026はワークフローの中断を減らし、反復作業のサイクルを短縮し、セットアップやエクスポート工程を簡素化します。

「SynthEyes 2026は、日々実際に使用しているユーザーの声によって形作られました。彼らのフィードバックが、現場での具体的な課題を、的確で強力な改善へと変える原動力になっています」と、SynthEyesプロダクトマネージャーのMoritz Fortmannは述べています。
「Live PreviewやMocha Point Tracker、よりクリーンになったUI、そしてその他のアップデートの数々は、そうした協力的な取り組みの直接的な成果です。私たちが築いているものに大きな期待を抱いていますし、それがユーザーの創造性をさらに広げることをとても楽しみにしています。」

VFXスーパーバイザーのMatthew Merkovichは、SynthEyesの初期ユーザーの一人であり、今回の新リリースに搭載された多くの機能(Live PreviewやMocha Point Trackerを含む)の開発にも継続的に意見を寄せてきた存在です。彼のようなアーティストとのパートナーシップこそが、長年にわたりSynthEyesを進化させてきました。

「現在、激しいハンドヘルド撮影のカメラトラックの中で、有名俳優の上に本棚が倒れ込むシーンを手作業でアニメーションしています。カメラオペレーターも俳優と一緒に横倒しになっていて、不規則で激しいモーションブラーが大量に発生しているんです。カメラトラッキングにとっては最悪のシナリオですが、もちろんSynthEyesなら対応できます」とMerkovich氏は語ります。
「しかし本棚のほうは不可能でした。フルロトメーションが必要だったのです。GeoHソルバーのLive Previewは、まさに革命的です。実際に動かしているところをNukeのアーティストに見せたら、『なんてことだ…まるでコーナーピンが…しかも3Dで使えるみたいだ!』と言われました。今では私のマッチムーブ用ツールボックスの“最上段”に入っています。」

新しいトラッキングワークフロー

Mocha Point Trackerは、従来のポイントトラッカーでは時間の経過とともにロックを維持するのが難しいケースに対応する、新たなスーパーバイズドトラッキング(監視型トラッキング)オプションを追加します。
単一のピクセルパターンに依存するのではなく、小さな平面領域の動きをトラッキングし、そのモーション情報を用いて返される2Dポイントを安定させます。

これにより、回転・スケール変化・傾き・パース変化が発生する平坦な面に対して特に効果を発揮します。従来のポイントトラッカーではドリフトやスリップが起きやすく、頻繁な手動修正が必要だった状況でも、より安定した結果を得ることができます。

受賞歴を誇るMochaの平面トラッキング技術を、使い慣れたSynthEyesのポイントトラッキングワークフロー内で活用することで、アーティストはこれまでスーパーバイズドトラッキングの限界を超えていたショットにおいても、より信頼性の高い2Dモーションソースを利用できるようになります。これにより、ソルブ、オブジェクトトラッキング、そしてエクスポート工程まで、より安定した制作が可能になります。

GeoH(ジオメトリ階層)のLive Previewは、複雑なオブジェクトや階層トラッキングの調整を、より迅速かつ直感的に行えるようにします。アーティストの操作に合わせてソルブ結果が即座に更新されるため、トラッカーの移動、シード位置の調整、ピボットの微調整、軸のアンロックやバランス調整、レンズやオフセットパラメータの変更などをリアルタイムで確認できます。階層構造はショットを再生し直すことなく、現在のフレーム上で即時に反応します。これにより、プレート映像に対して位置合わせや回転、変形、関節の動きをその場で判断しやすくなります。

特に、視覚的なフィット感やモーションの連続性が精度に直結する調整作業に効果的です。ピボットの追い込み、回転挙動の修正、ジョイント間の影響バランス調整、ショット終盤での動きの微修正などを効率的に行えます。従来の「再生→停止→確認」を繰り返す必要がなく、トラッカーやコントロールを少しずつ調整しながら結果を即座に確認可能です。Live Previewにより、GeoHの調整作業は従来のソルブ&レビュー型ワークフローよりも、インタラクティブにポージングする感覚に近い、よりダイレクトでレスポンスの高いプロセスへと進化します。

ユーザーインターフェースの改善

2026リリースは、複数フェーズにわたるUIモダナイゼーションの第一歩となります。今回の刷新により、アプリケーションはより分かりやすく、直感的で効率的になりますが、既存ユーザーが慣れ親しんだワークフローや操作感(マッスルメモリー)は維持されます。

SynthEyes 2026では、左パネルとルームナビゲーションに重点を置いて改善が行われました。ラベル表示の強化、より一貫性のあるレイアウトと操作挙動、分かりやすい視覚構造、そして細かな調整により、従来のワークフローを損なうことなく、機能の見つけやすさと日常的な使いやすさが向上しています。これらのアップデートにより、熟練アーティストには従来どおりの使い心地を保ちながら、初めてのユーザーにもより親しみやすい操作感を実現しています。

よりスムーズなパイプライン

SynthEyes 2026では、手動でのクリーンアップ作業を減らし、最終納品までの工程を効率化する複数のパイプライン改善が導入されています。

拡張されたUSDパイプラインサポートにより、USDアセットやシーンを直接SynthEyesに取り込むことが可能になりました。個別メッシュのインポートはもちろん、USDシーン全体の読み込みにも対応し、階層構造、カメラ、ライト、アニメーション、メタデータを保持したまま取り込めます。親子関係やトランスフォーム情報もそのまま維持されます。さらに、USDZアセットは埋め込みテクスチャを保持した状態でインポートされます。

これらの機能強化により、レイアウト、マッチムーブ、下流工程間の受け渡しが簡素化され、手動変換のステップを削減。制作パイプライン全体の効率向上に貢献します。

追加のパイプライン&機能アップデート

Whole Scene Transformモードが新たに追加され、シーン全体(カメラ、オブジェクト、トラッカー、メッシュ)に対してスケール、回転、移動を適用できるようになりました。相対的なモーションやソルブの整合性を維持したまま調整できるため、複数カメラを使用した複雑なプロジェクトでも、後工程での安全な微調整が可能です。

ディストーションマップ(STMap)エクスポートは、標準のエクスポートメニューおよびMulti-Exportシステムに直接統合されました。これにより、従来のように別工程として書き出す必要がなく、他の出力と同時に1回のエクスポート処理で歪みデータを生成できます。

さらに、インポート、エクスポート、シーンセットアップの挙動を洗練する追加アップデートも実施され、手動クリーンアップ作業の削減と、下流パイプライン全体での予測可能性向上に貢献します。

 

 

Boris FX SynthEyes

3Dカメラソルブの力を解き放つ — Boris FX SynthEyes

信頼できる3Dカメラソルブソリューションをお探しですか?
**Boris FX SynthEyes™**は、カメラ、オブジェクト、ジオメトリ、そして平面トラッキングのために設計された究極のスタンドアロンアプリケーションです。卓越したパフォーマンス、充実した機能群、さまざまなアプリケーションとのシームレスな連携、そして魅力的な価格により、SynthEyesはVFXアーティストにとっての“切り札”となります。

映像内にクリーチャーを合成したり、手ブレを補正したり、バーチャルセットを構築したり、不要なオブジェクトを除去したり、印象的なステレオスコピック映像を制作したり、360°VR制作に挑戦したり、建築のプリビジュアライゼーションを行ったり、事故解析を行ったり、製品配置を最適化したり、さらには顔や身体の細かな動きをキャプチャしたりと、あらゆる用途にSynthEyesが対応します。

Boris FX Suite

究極のビジュアルエフェクトパッケージ — Boris FX Suite

Boris FX Suiteなら、最先端テクノロジーと究極のクリエイティビティをすぐ手元で活用できます。
ビジュアルエフェクトの定番 Sapphire、平面トラッキングの Mocha Pro、ロトスコープ作業を革新する Optics など、受賞歴のあるツールをまとめて利用可能。

Boris FX Suite に含まれる製品

  • Continuum:世界でもっとも包括的なプラグインツールキット
  • Sapphire:定番のビジュアルエフェクトスイート
  • Silhouette:ロト、ペイント、コンポジットツール
  • Mocha Pro:受賞歴のある平面トラッキング&マスキング
  • CrumplePop:使いやすいAI搭載オーディオ修復プラグイン
  • Optics:写真向けシネマティックエフェクト
  • SynthEyes:高速な3Dトラッキング&マッチムーブツールセット
  • Sequoia:幅広いプロ用途に対応するハイエンドDAW
  • Samplitude:プロのミュージシャンやプロデューサー向け総合スタジオスイート
  • Music Studio:初心者でも素早く作曲・録音・ミックス・マスタリングができる直感的な制作環境

必要なツールをすべて1つにまとめたBoris FX Suiteは、VFX、映像制作、音楽制作まで幅広いクリエイティブワークを支えるオールインワンパッケージです。

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